ゴーキョＯＢ会飯豊旅行日記
2006年12月2日

今日はゴーキョOB会なので、朝も早くから仙台へ。

前日より仙台で飲み会をしていたみんなと合流し、車で一路、山形県は飯豊登山口に位置する「民宿の越後屋」へと向かう。 飯豊連峰なんて全く知らなかったけれど、山形県と新潟県の境に位置するらしい。 本来予定していた五葉山は、東北の山と言っても太平洋沿岸に位置する低山なので、登っても天気的にはなんとかなったかも？ 非難小屋での忘年会っていうのもおもしろそうだったのになぁ〜と、 飯豊への予定変更が正解だったのか否かは微妙な太平洋側の天候だったけれど、 日本海側に位置する山に囲まれた飯豊は、完璧冬状態だった。

という事で、午後の15時頃に到着した後は、どこかに出かけるでもなく一風呂浴びてさっそく忘年会に突入。 飯豊の登山シーズンは既に終わっているので、今日の宿泊客は私達だけで、「民宿の越後屋」のご主人を交えての飲み会となる。

このご主人、実は「マタギ」なのであった。
つい最近、マタギが減りつつあるとTVで見たばかり。熊狩職人マタギの世界は私にとっては全く未知な世界だったので、 ご主人の話は結構興味深かったし、この人はマタギの仕事が好きなんだなーっていうのがよーく感じ取られた。

マタギは集団狩の方法を取るらしいのだけれど、昨年はみんなで4匹熊を仕留めたとか。熊って漢方薬としても重用されていたのね。
マタギのお宿なので、夕食には熊肉入り手打ちうどんが登場。

熊の肉って多分初めて食べたけれど、結構脂ぎっているので、私はちょっと苦手かも(^_^.)。 このスープを3杯飲むとピーピーになるとかならないとか？ あと今日食べたお初のものは、蝦夷シカの肉、これはちょっとばかりマトン風味がするのでマトン嫌いな私にはペケ。
岩魚のレバー、これはレバー嫌いの私もなんとか食べれるあっさり風味。
岩魚のさしみ、これはなかなか美味。柿の胡麻和え、これはデザート系で私の好みの味。食にこだわりのあるＳさんが選んだ宿だけに、 なかなか凝ったものを食べさせてもらった。

夜には本格的に雪が降り出し始めた。私にとっては今年の初雪(^^)/。

2006年12月3日

朝起きると、雪が10cm以上積もっている。さすが山形。

青空の下に山の雪景色を見るととってもきれいなんだろうけれど、まだ生憎のお天気なのが残念。 でも霞がかった感じの雪山も水墨画のようで味があるかな。めったにこんな風景にはお目にかからないしね。

しかし、せっかくここまで足を運んで、お散歩する事もなく仙台へ舞い戻るってちょっと悲しい。
飲み会オンリーではるばる東京→仙台→飯豊→仙台→東京って、移動時間だけがやけに長すぎて、何かちと物足りないかも(^_^.)。

今回は当初、一応山登りする予定だったからね。 でもこの雪の中、山の中歩くわけにもいかないからしゃーないし、この一ヶ月、 なんだかんだ好き勝手に動き回れない状態でストレスがたまっていたから、 飲み会だけでもいい気分転換にはなったけどね。

新潟から参加の人いわく、「飯豊に仙台経由で行ったなんて言ったらすごい遠回りで笑われる(~_~;)」らしいから、 まっ、それ考えたら東京から仙台経由飯豊でもいっか。運転ご苦労様でしたって感じかな。