一夜明けて今日はホワイトサンズ国立公園に向けて出発する。 アラモゴルドからは約30分弱ぐらいだったろうか。 ホワイトサンズはその名の通り、白い砂の砂漠。 ここは昔よく見ていた、「アメリカ横断ウルトラクイズ」のばらまきクイズの舞台となった場所でもある。

いったんビジタ−センタ−に寄り、ホワイトサンズ国立公園内の一本道を車で進む。 道が途切れたところで、さあ、いよいよ徒歩で白い砂丘に突入である。 頭上からはテキサスの強い日差しがさんさんと照りつけ暑いぐらいだが、 砂の上を裸足で歩くと、細かい砂がサラサラひんやりと足の裏を刺激してとても心地よい。 砂漠大好き人間の私はしばしその感触を楽しむが、 義兄は砂の上で裸足になるなんて気持ち悪くてできない、とおっしゃる。 マジ〜？私なんて首尾よくサンダルで来たっていうのに(^_^;)。

子供たちの砂山ソリ遊び用にダンボールを持参するが、 これはまるっきり用を成さず使い物にならない。 学校の遠足で来ているのか？市販のソリを持参している地元の子供たちは、 楽しそうに砂山滑りに興じていた。

行けども行けども白い砂丘なので、適当なところで切り上げ、 国立公園内のひさしのある休憩所で、白い砂丘を前に 安上がりに朝炊いたご飯の残りと缶詰の昼食を食べる。 （今回は車なので経費節約のために炊飯器を持参している。） でもひさしがあってよかった〜。

昼食後、本日の宿泊地、ホワイツシティに向かう。 約2時間ぐらいの距離だろうか。
この周辺にはアメリカの空軍基地があり、 ガソリンスタンドで給油している時に 頭上を飛ぶ３機のステルス戦闘機を目にした。。 オォ〜、見えない戦闘機が見えた！ いや、見えないのはレーダーで見えないだけで、そりゃ肉眼では見えるわな(^_^;)。 でもなんだか得した気分だ。

シティというからには、とりあえず大きな町だろうと思っていたら なんの事はない、そこには私達が泊まるいくつかの棟に別れたモーテルと、 そのモーテル直営のお土産ショップ、そしてガソリンスタンドにレストランぐらいしかない、 荒野に突如現れた一宿泊地だった。 西部ってやっぱりただっぴろい田舎なのね、と思う(^_^;)。

モーテル横の小高い丘を見上げると、なんだかインディアンの砦跡のような建物が見える。 ここら辺はインディアンのメッカ。砦があってもおかしくない。 遺跡好きの私はその丘に登ってみたのだが、 私有地になっているらしく、柵で囲まれていたので結局中に入る事はできなかった。 な〜んだ、残念。でも小高いその丘からは一面の西部の荒野が見渡せ、なかなか良い眺めだった。