本日は一日フリ−タイム。 ホテル近くにあった貸し自転車屋さんでチャリを借りて、 ポカラ市内にサイクリングに出かける。 この自転車、座席のクッションが無いに等しく、 一日乗っていたら最期にはお尻が痛くて痛くて(TT)、 仕方なく羽織っていた洋服を座布団代わりに敷いたりもしたが、 でもやっぱり痛くて、最期にはとうとう座っていられなくなり、 腰を浮かしてこいでいた。 サイクリング予定の場合には、Mｙクッション持参をおすすめする(^^;) 。

ポカラのペワ湖周辺はどかなリゾ−ト地、 ヒマラヤ山脈とペワ湖を眺めながらお茶する外国人観光客向けのお店も 結構あるし、優雅な気分に浸れる。

また、ポカラにはチベット村がある。 チベットからの難民（チベット人）が、毛織物等を作り生計を立てて生活している村だ。

日本人にそっくりのチベット人に会うのは今回が初めてだったし、 行く前にガイドブックに、ぼられないように要注意なんて書かれていたので、 最初ちょっと警戒心旺盛で接してしまったのだが、 私はすっかりチベット人の人の良さ、素朴な感じが大好きになってしまった。 やっぱりモンゴロイドの血が呼ぶのかな、と思ったりもするのだが、 なんだか日本人が失ってしまった、 ”わび、さび”の心じゃないけどれど、 そんな心が彼らにはまだたくさん残っているような気がする。

小物の買い物する時に、チベット人は「これはいくら」とは言わず、 「いくらなら買う？」と聞いてくる。 こちらのいい値ですぐＯＫする場合もあるし、 ＯＫしなくても２回ぐらいの交渉ですんなりＯＫしてくれる場合が多い。 こちらの物価はすごく安いので （普通のレストランで食事しても200円あれば十分食べられる）、 私たちの基準とは全くかけ離れているから、それでも大儲けなのだとは思うが、 売る気満々ではなく、謙虚な態度、 それでもって買ってくれてありがとう、っていうはにかんだ笑顔を満面にして、 なんかこっちも買ってよかったな〜という気にさせてくれるところがいい。 買い物場面だけではなく、ほとんど下心といったものを感じさせないし。 こうした地域で（どういった地域よ(^^;) ）、 こういった謙虚な民族に出会うのは初めてのような気がする。