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 この草原で騎馬競争が始まった" |
2002.8.7 （ﾀﾞ-ﾄﾝｺﾞｳ谷標高約3200m→ｻﾝｹﾞﾁｬ峠標高3690m→ﾎﾞｺﾞﾀﾞ峰BC標高3560m）
朝起きたら近くの川で顔を洗い、出発の準備をしてテントをたたむお手伝い。
そして朝食。朝食後は馬方さん達が出発の準備を終えるのをのんびりと待つ。
これは毎日の日課だ。
今日はテントをたたんだキャンプ地の草原で、馬方さん達４〜５人が朝から騎馬競争を始めた。
かっこいい！こんな場所で馬を疾走させて駆け抜けるなんてそりゃ〜気持ちいいだろう。
さすが子供の頃から馬を自由に操る乗馬の名人カザフ族。 |
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 ボゴダ峰と馬方の少年 この小さめの馬に乗馬 |
騎馬競争を見て触発されたわけではないけれど、今日の午前中は馬に乗せてもらう(^-^)。
最初は河原と草原の大海原といった感じの緩い登りを、
馬方の少年が歌う歌を聞きながらテクテクと行く。
眼前にボゴダ峰の頂が見えてくると、
次第に景色が変わり、多少きつい登りを登ったところで（馬だから楽ちん）、
氷河が削った跡の広い谷に出る。 馬に乗りながらこんな景色が見られるなんて、なんて贅沢な事だろう。 この広大な景色の中での乗馬は、さすがに日本では経験しようと思っても経験できまい。 お昼休憩までの一時間半、大感激の乗馬経験となった。 |
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 雪蓮 |
午後はまず、氷河で削られた鋭角な石がガラガラと転がる坂道を登りながら、
標高3690mのサンゲチャ峠を目指す。
午前中に楽をしたので、そんなに疲れは感じない。 峠を過ぎて、ボゴダ峰の全景とそれに続く氷河湖が見渡せる岩場に出たところに、 キャベツみたいな巨大雪蓮が咲いていた。 この花を見るために登ってくる日本人もいるわけだから、 きっと貴重な花なんだろう。･･･植物には全くうとい私(^^;) 。 本日は15：30と早い時間にボゴダ峰BCに到着。 |
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 ボゴダ峰ベ−スキャンプ(3560m) 後ろの山はショカルスキ−峰(4613m) |
ボゴダ峰BCには、登頂を終えた中国隊のテントが張られていた（翌朝には撤収していたけれど）。 「今日は早めについたし、テント張っておくからゆっくり下りて来ていいよ。」 というリ−ダ−のありがたいお言葉に、巨大雪蓮のある場所で自由解散になったものの、 そこからテント場までは目と鼻の先の距離。 思った通り(^^;) 、そんなに素早くすべてのテントを張れるわけもなく、 到着した早々テント設営のお手伝いが待っていた。 岩場のテント場なので地面を均す為に出っ張った石を掘り出したり、 飛び石伝いに小川をはさんでテント場のず〜っと先に放り投げられている自分達の荷物を背負って テントまで運び込む作業をしていると、なんだか自分がポ−タ−になった気分だ(^^;) 。 確か今回のツア−はネパ−ルより数段お高いはず･･･けれど、これが中国。仕方があるまい。 氷河の雪解け水を湛えた小川は、翌朝にはほとんどその流れを止めていた。 |
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 ボゴダ峰の氷河に続く氷河湖 |
やっとテント設営が終わり自由時間ができたので、
BCのテント場からモレーンの丘越えたボゴダ峰の氷河に続く氷河湖畔に散歩に出かける。
湖畔の岩場の間には黄色のポピ−が咲き乱れ、なかなかきれいだ。
そういえばテント場の近くにもたくさん咲いていたな。
ボゴダ峰方面からは、氷河の崩れる音や、氷河が解けて流れ出ている音など、
いろいろな音が聞こえて結構にぎやかだ。
もし万一この氷河の先端が大きく崩れれば、この氷河湖にも大波が起きるはず、
誰もいないし、大波に巻き込まれそうな場所でボッ〜っと座っているのはやめようと、
至極慎重な私であった(^^;) 。 |
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 夕焼けのボゴダ峰 |
今日はたっぷり時間があったので、ベースキャンプの周りをゆっくり散策したり、
中国隊のテントの中を外からチラリとのぞいたりしながら
･･･意外に小奇麗にしていた(@@)･･･のんびり過ごす。
テントの外に出て、お茶を飲みながらボゴダ峰やショカルスキ−峰の頂を眺めているのも
またオツな時間だ。 このベースキャンプには、ボゴダ峰に登頂中、 クレパスに落ちて亡くなった京都山岳会登山隊の女性隊員を偲ぶ遭難碑が建てられていた。 (みちくさ新聞「クレパスに消えた女性隊員」参考） 夕日がボゴダ峰を染める。 真っ赤に染まるのを期待していたけれど、今一歩といったところがちょっと残念。 このBCには連泊なので、明日の朝は満杯状態の荷物の整理をしなくていいと思うと なんだかお気楽だ。 |
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