グアダルキヴァール河が流れるコルドバは、２世紀の半ば頃からはローマの自治都市であり、 ８世紀にはアラブが侵入、１３世紀に入りキリスト教徒に敗北するまで、カリフ王朝が続いた地である。

まっ、私はコルドバと聞くと単純に、宝塚の舞台「哀しみのコルドバ」思い出すんだけどね(^_^;)。

本日のお昼はイカの墨煮。味は普通･･･というかちょっと薄味かな。

かつて一度に2万5千人もが祈祷できたというメスキータの規模は、世界最大のカーバ神殿に次ぐ巨大なものらしい。 歴代のカリフがモスクの増築を重ね、キリスト教の時代に入ってからは、中央部がカテドラルに大改造されている。

モスクとカテドラルが一体化している不思議な空間がこのメスキータなのだ。

ユダヤ人街を少々自由散策しているところで12時、教会の鐘がいくつも重なって鳴り響いた。

スペインの教会の鐘の音だ〜！

これ、聞きたかったのよ〜。
というのも････スペインが舞台の漫画「サラディナーサ」････私の大好きな漫画の一つなんだけれど、 この漫画の暗いマックスシーンに、教会の鐘が鳴り響き、サラディナーサが王弟ドン・ファンの死を確信する悲しい場面があるのだ。 それを読んだ時、「スペインに行って鐘の音聞かなきゃ」と思った私(^_^;)。

今の時期、ヒマワリは完ぺき終わって枯れ草ｏｒ既に整地された後で見る影もないけれど（バレンシア→アンダルシアルートで 一部まだ咲いているヒマワリ畑を目撃）、 ヒマワリの時期にはこのルート一体が一面のヒマワリ畑で超きれいに違いない。 このルート、オリーブ畑ｏｒヒマワリ畑オンリーの見晴らしといっても過言ではないのだ。

コンスエグラの手前で、トイレ休憩を兼ねて、ドン・キホーテゆかりの旅籠ベンタ・デル・キホーテに立ち寄る。 何の変哲もない田舎の村だけれど、お土産物屋やレストラン、あと教会もあったかな。

途中、スペインでは有名な牛の看板を目にする（どこかの会社の宣伝看板らしい）。 高速走っていると時々お目にかかる看板だ。いかにもスペインらしい看板。 「世界不思議発見」のクイズ問題にもなっていたとか。

コンスエグラの風車は高台に数機立っていて、眺めは最高。 のどかな田舎風景が眼前に広がっているし、 風も心地よくて気持ちのいい場所だ。 いかにもドン・キホーテというすっとぼけた登場人物が出てきそうな景色かも。

この後、約2時間の距離をマドリードへと向かう。 マドリードの近郊に来るまではずっと田舎風景が続いていた。