スリランカ旅行

1日目のﾈｺﾞﾝﾎﾞのﾎﾃﾙからｲﾝﾄﾞ洋を眺める

暇な夏休み期間があったので、「日程が合い、催行される」事を第一条件に、出発2週間前にツアーを選択し、突如スリランカ行きを決定する。ツアーの売りはペラヘラ祭り。
夏休みに行くもう一つの個人旅行計画で手一杯だった私は、「何、それ？」って感じで(^_^.)、結局何の下調べもしないままスリランカ旅行へと突入する。

ｱﾇﾗｰﾀﾞﾌﾞﾗに行く途中牛車に遭遇

2006.7.30（コロンボ→ネゴンボ→アヌラダブラ→ボロンナルワ）

夜中にコロンボに到着し、翌日･･･というか、その日の朝からスリランカの文化三角地帯とも呼ばれ、世界遺産でもある仏教遺跡巡りが開始となる。
仏教遺跡･･･正直、仏教遺跡にはほとんど興味がない私。現地で読むぞ！と思って出発間際に急遽購入した「地球の歩き方」も、どーも読む気がしない･･･何しにスリランカに来たんだか(^_^.)。一応スリランカはなんとな～く、一度は行ってみたい国の一つではあったけれど、ホントはアーユルベーダで一週間ぐらいマッタリしたかったのよね。以前友人にそのプランを提案したら、却下されちゃったけれど。

とりあえず現地ガイドさんの説明でも聞いて知識を仕入れればいっかと、始めのうちは現地ガイドさんの言葉に熱心に耳を傾けていた。でもなんか現地ガイドさんの日本語、とっても聞き取りづらいんですけどー。
私は語学アレルギーじゃないけれど、何を言っているのかよくわからない言葉を聞いているとなんだかイライラしてきちゃうのだ。という事で、すぐ聞き取る努力をやめてしまった。気短(^_^.)。だからいつまでたっても語学が上達しないのよね(T_T)。

ｲｽﾙﾆｱﾑ精舎の入口
この門の入口から裸足で歩く

さて、1日目の宿泊地だったネゴンボから、マイクロバスで4～5時間の距離を、紀元前5～4世紀ごろに建設されたシンハラ王朝の最初の都、アヌラーダブラへと向かう。

スリランカのお寺巡りの規則は、裸足（靴下着用は可）and脱帽。日本と同様、建物の中に入る際に靴を脱げばいいのかと思っていたら甘かった。なーんとお寺の門をくぐるところから裸足and脱帽が原則なのだ。足の裏、結構汚れちゃうんだよね(T_T)。日焼けもしちゃうし(T_T)。

ｲｽﾙﾆｱﾑ精舎の神様の浮彫り
座り方に特徴がある

ｲｽﾙﾆｱﾑ精舎の本堂内に横たわる仏像

という事で、最初に訪れた岩肌を掘るようにして造った御堂、イスルニアム精舎（ロック・テンプル）でももちろん裸足。スリランカの日射は強烈なので、靴下を履いていた方が、砂や石の上を歩く時、暑くなくていいかも。

次に訪れたのはルワンウェリ・サーヤ大塔。実際には紀元前２世紀から建設された仏塔らしいが、現在あるのは19世紀末に再建された新しいものだ。塔のてっぺんに光る巨大な水晶がなんだか印象的。
この大塔、ネパールにあるボダナートのストゥーパのような形をしているのだが、形が似ているって事は、ボダナートのストゥーパ同様、ルワンウェリ・サーヤ大塔もマンダラの構造を成していると考えていいのかな？

ﾙﾜﾝｳｪﾘ･ｻｰﾔ大塔のてっぺんには水晶が光る　大塔周囲には像のモチーフがいたるところに

ルワンウェリ・サーヤ大塔を後に、野性猿の闊歩する歩道を進んでいくと、スリマハの菩提樹へとたどり着く。インドのブッダガヤの菩提樹から分木された樹齢2000年の細い菩提樹だ。

左から人間座りする猿・細いので、大事に保護されているスリマハの菩提樹・スリマハの菩提樹を訪れる巡礼者

次に行くは、ミヒンタレー。スリランカで最初に仏教が伝えられたという聖地だ。ジャングルの中に眠っていたこの遺跡が発掘されたのは1934年だとか･･･つい最近っていう感じ。
長い石段を登りきったところで靴を脱ぎ、門の中に入ると、仏教伝来の地、アムバスタレー大塔に出る。
その後ろに瞑想の岩、インビテーション・ロックがあるので登ってみるが、岩が結構ツルツルしているので、ここでは靴下ではなく素足の方が登りやすいかも。この狭い道に、チップ目当てのお助けマンがつきまとってくるものだから、じゃまでしょーがない。「手すりがあるんだから平気なのー、あっちに行ってくれー」と、叫びたくなってしまう。

インビテーション・ロックから下りて来た後、現地ガイドさんが一言、「向かいの丘には登りますか？登らなくていいですね？」って。オイオイ、いったん言葉に出したからには勝手に決めないでヨ。せっかく来たなら私は登りたいぞ。という事で希望者で丘に登りに行く事に。誰かが言い出せば結構行く人いるのに、もー、みんな謙虚に主張しないんだから。つーか、主張しちゃうあたり、私もだんだんおばさん化してきたって事だろうか(^_^.)。

丘の上からは、今まで登っていたインビテーション・ロックとジャングルが見渡せる。夕焼け時だったらすごくきれいな眺めなんだろうな。あと１時間ぐらい遅ければよかったのに、ちと残念。

左よりﾐﾋﾝﾀﾚｰのｱﾑﾊﾞｽﾀﾚｰ大塔・ｲﾝﾋﾞﾃｰｼｮﾝ･ﾛｯｸに登る途中・ｲﾝﾋﾞﾃｰｼｮﾝ･ﾛｯｸから下る途中・向かいの小山から眺めるｲﾝﾋﾞﾃｰｼｮﾝ･ﾛｯｸ

ﾎﾟﾛﾝｱﾙﾜのﾎﾃﾙﾛﾋﾞｰからの眺め
吹き抜けになっていて気持ちが良い

ミヒンタレーを後に、2時間弱、10～12世紀にシンハラ王国の首都であったポロンナルワのホテルに到着。到着時には既に外は真っ暗になっていた。

ところで今回の食事はというと、毎回ほぼバイキングだった為、あまり現地食を食べた気がしない。一回ぐらいスリランカ家庭の本場のカレーが食べたかったな。

ﾊﾞｲｷﾝｸﾞ料理、これはちょっとｽﾘﾗﾝｶっぽい食事