スリランカ旅行

2006.7.31（ボロンナルワ→シーギリヤ・ロック→ボロンナルワ）

シーギリヤ・ロック

スリランカで最も有名な？ジャングルの中にそびえ立つ一枚岩、シーギリヤ・ロックへと向かう。
この岩山の頂上に、父王を殺害し王権を手に入れた若き王子が、弟の復習を恐れて華麗な王宮を建てたそうな。しかし王都とされたのは5世紀のわずか11年の間だけで、その後、埋没していた宮殿が発見されたのは19世紀の後半になってからだ。

このシーギリヤ・ロックの頂上へと登る。

シーギリヤ・ロック

ｼｰｷﾞﾘﾔ･ﾛｯｸ左横の洞窟に
美女のﾌﾚｽｺ画が残されている

高さ200m弱という事だから、下から見上げる印象ほど、すごく大変な登りではない。とりあえず階段も設置されているしね。

らせん階段をグルグル登ったシーギリヤ・ロックの中腹、岩をくり抜いたところに、数体の美女のフレスコ画が残されている。その下には、その昔、岩に描かれた美女たちを映し出していたといわれるミラー・ウォールがある。これはすごい仕掛けかも。

ｼｰｷﾞﾘﾔ･ﾛｯｸの周囲はｼﾞｬﾝｸﾞﾙ

ｼｰｷﾞﾘﾔ･ﾛｯｸのﾌﾚｽｺ画

ミラー・ウォールの前を通り抜け、風の強い中、上へと進むと、宮殿の入口であるライオンの入口に出る。どでかいライオンの足にはさまれた階段を登り、さらに岩肌に設置された細い階段を登って行くと、シーギリヤ・ロックの頂上に達する。
私は多少高所恐怖症があるので、前がつまって階段の途中で止まられちゃうと、ちょっと足がすくんじゃうんだな(^_^.)。
頂上はあまり見所がないというか、宮殿跡は敷石が残っているだけで、これといった建造物は見当たらない。ここからはジャングルの孤高の王に思いをはせながら、眺めを楽しむのがいいのかも。

しかし雨の日は滑って危ないから、頂上まで登れないのでは？と思い、現地ガイドさんに聞いてみると、「雷が落ちるから行けない」との事。なる程ね。

左からﾗｲｵﾝの爪・ﾗｲｵﾝの入口・ｼｰｷﾞﾘﾔ･ﾛｯｸの頂上からの眺め・頂上からﾗｲｵﾝの入口への下り

シーギリア・ロックを後に、マイクロバスで１時間、ポロンナルワに戻り、ポロンナルワの仏教遺跡の観光だ。
旧市街にあたるクワドラングルには、メモを片手にしたスリランカの小学生の修学旅行客？なども訪れている。こちらの女学生、多くの子が髪の毛を長く伸ばし、2つに分けた3つ編みにしている。校則なのかな？と思って、これまた現地ガイドさんに聞いてみるが、「髪の毛が長いのは美人の条件。だからみんな髪の毛を伸ばしたがる。」との事。なる程ね。
そしてガル・ヴィハーラ、ここの仏像は、曲線がなかなか色っぽさを引き出しているきれいな仏像だった。

左からﾛｰﾏ遺跡のようなｸﾜﾄﾞﾗﾝｸﾞﾙに残るﾜﾀﾀﾞｰｹﾞ・ｶﾞﾙ･ｳﾞｨﾊｰﾗの座像・ｶﾞﾙ･ｳﾞｨﾊｰﾗの立像･涅槃像