冬のフランス旅行(1日目)

ｼｬﾙﾙﾄﾞｺﾞｰﾙ空港

12月24日、成田空港21時55分発のエールフランス277便でパリへ出発。 この便、成田空港発の最終便らしく、21時には空港内のお店はほぼすべて店じまい。 寂しいぃ〜(T_T)。これじゃ周辺国にある24時間空港には到底太刀打ちできないよね。 昨年久しぶりにJAL国際線に乗った時には機内サービスの低下にびっくりしたけれど、 エールフランス航空はその点まだ既存通りのサービスを提供してくれる（ワインはペットボトルだけど）。 長時間のフライトで別に航空運賃も安くなったわけじゃないんだから、JALもこのぐらいのサービスは提供してくれないとね。 エールフランス航空はエコノミー席でもシャンパンが飲めるのが嬉しい(^^)。 朝の4時、シャルルドゴール空港に到着。 この後エールフランスバスでパリのモンパルナスまで行く予定の私達。 事前に調べていたエールフランスバスは7時から運行のはず。でも現地では6時始発と表示されている。 それなら空港で時間つぶすよりは早めにモンパルナスまで行ってしまお−と、6時に来るはずのバスを待っていたのだけれど･･･ 待てども待てどもバスは来ない(−−〆)。オルリー空港行きと凱旋門方面行きのバスは既に２台づつ来たのに･･･ 結局モンパルナス行きのバスが来たのは6時45分。 帰りのバスでも思ったけれど、エールフランスバスって出発時間にはかなりアバウトなんだよね。 時刻表があるわけでもなく、記載されている通り30分おきにちゃんとバスが出るのかと思ったらそうでもない。 エールフランスバスを利用する時は時間に余裕がないと危険！！ バスのチケットは直接運転手さんから購入。往復割引チケットは27ユーロ。 片道だと16.5ユーロでちょっとお高めのエールフランスバス。往復で購入すればそこまでの割高感はないかも。

エールフランスバスは国鉄モンパルナス駅のすぐ横に停車。 私達はこれから9時5分発のTGVに乗り、まずはレンヌ駅に向かう予定。 行きのTGVのチケットは日本で事前にSNCFのサイトから購入していたのであとはTGVに乗ればいいだけだけれど、 国鉄モンパルナス駅って横に20本以上のホームがズラ〜っと一列に並んでいて広くてなんだかわかりにく〜い。 列車が何番線から出るかはその列車がホームに到着しないと掲示板に表示されないしね。

モンパルナス駅で掲示板を見詰める人々

表示されていたホームで待っていても番線が突然変わるイタリアよりはいいけれどね^^;。 アナウンスされても何言っているかわからないし。 でも駅に到着すると掲示板を見詰める人だかりがすごかったので、 天候の影響で列車が軒並み遅れているのかと一瞬あせっちゃったヨ^^;。 私達は出発までちょっと時間があったので、暖房のきいた待合室で待機していたのだけれど、 目の前に荷物がポツンと一つ(-_-)。不審物という事ですぐに無線連絡を取って対応していた係員･･･ モンパルナス駅ではちゃんとライフル持った警備員が2〜3人一組で見回りしているし、 それだけテロの可能性が高いって事だよね。 ところでお店は軒並みお休みになる欧州のクリスマス。 12月25日の国鉄モンパルナス駅は朝からカフェもパン屋さんのスタンドもちゃんとオープンしていた。 そして国鉄モンパルナス駅のトイレ使用料は0.5ユーロ。待合室の奥にある。トイレ使用料約60円か･･･結構高いな(-"-)。

モンパルナス駅　パン屋のスタンド

ＴＧＶのホームがずらっと並ぶ

人混みが去ったモンパルナス駅

国鉄モンパルナス駅からレンヌ駅まではTGVのノンストップ便で2時間。SNCFのネット予約だと二等席35ユーロ。

ちなみにSNCFのサイトで駅を検索する際には「PARIS MONTPARNASSE 1 ET 2」「RENNES STATION」を選択。 SNCFのサイトも似たような駅名がいくつか出てくるので、どれを選択すればいいかちょっと悩むのよね。 でもTGVは予定が確定ならネット予約した方が断然お得だし便利！

TGV内では幸い私達の席のすぐ後ろに荷物置き場があったので、荷物置き場に困ることもなかった。 個人旅行で一番困るのは荷物。完全滞在型ならそんなに問題はないけれど、 何箇所か移動する場合は荷物の事も考えて計画を立てないとえらい事になる。 荷物さえなければもっと効率的に回れるんだけれど、こればっかりは仕方がない。

レンヌ駅

パリ市内を過ぎると車窓はすぐにのどかな田舎風景に変わる。まだ結構雪が積もっているな。 11時30分、レンヌ駅に到着。11時30分発のモンサンミッシェル行きのバスは一本見送り、 まずはレンヌ駅で軽くバケットのランチを食べて腹ごしらえ。 国鉄モンパルナス駅と違ってレンヌ駅のお店は本日はほぼ休業状態で、かろうじて2件ほど開いていた。

レンヌ駅のトイレ　使用料は0.4ﾕｰﾛ

12時45分のモンサンミッシェル行きのバスに乗り込み一路モンサンミッシェルへ。 空いていたので眺めのいい一番前の特等席に座ってしまった(^_^;)。 ちなみにレンヌからモンサンミッシェルまでは直通の KEOLISバスが出ているので便利。 片道11.4ユーロで往復割引なし。チケットは直接バスの運転手さんから買うのが一番手っ取り早い。 イギリスに近いノルマンディー。パリより寒いのかと思っていたら雪は全然積もっていなかった。 この辺りの気候は温暖なようだ。 14時、モンサンミッシェルに到着。 目の前にはＴＶで見る通りのモンサンミッシェルの全景が広がっているじゃ〜あ〜りませんか（笑）。 まずは左右にお店が並ぶ狭い大通りを登ってホテルにチェックインだ。 クリスマスなのにモンサンミッシェルのお店はほとんど開店している！！ さすが大観光地〜すばらしいね〜♪ といっても元々そんなにお店の数はないんだけれどね(^_^;)。

ﾓﾝｻﾝﾐｯｼｪﾙへ向かう途中のﾊﾞｽからの眺め

モンサンミシェル

宿泊先はモンサンミッシェル島内では多分一番安いル・モートン・ブラン。 アップルワールドで申し込んで1泊朝食付で一人5,150円。島内泊りでこの値段とは嬉しい価格。

ﾓﾝｻﾝﾐｯｼｪﾙのﾙ･ﾓｰﾄﾝ･ﾌﾞﾗﾝ前　何故かマスク姿^^;

ル・モートン・ブラン

お部屋もこの値段にしては山小屋風でいい感じ。 小窓からのぞけばモンサンミッシェルも見えるし、窓の下は大通りだし。 ただ〜し、バスタブ無しの条件の予約だったにも関わらず バスタブ付きだったのはよかったけれど、夜シャワーのお湯が出なかった。 友人が苦情を言いに行ったら「朝シャンにしろ」と言われたらしい。 はい･･･朝シャンにさせていただきました(-_-)。フランスでもお湯が出ない事があるとは(@_@)。 まあ1泊5,150円ならちょうがないか？

ル・モートン・ブランの部屋の窓から

ホテルのお部屋で一息ついた後はモンサンミッシェル島内散策に出発。 まずは城壁内を城壁に沿ってぐるりと一周しようと思ったら･････ 修道院内に入らないとぐるりと一周はできない構造になっていた。 修道院の外からは４分の３周ぐらいしかできなかった。中の小道はちょっと迷路っぽくなっているような感じ。 そんな複雑な道ではないけれど、横道にそれたらお墓なんかもあった。 モンサンミッシェル島内の詳細地図が欲しかったな。 しかしモンサンミッシェルってホント、階段がたくさんあるんだよね。さすがトンプ山に建設された修道院なだけある。

モンサンミッシェル修道院入口

いったん部屋に戻って寒さ対策のために着込んでホカロンを張り付けた後、 モンサンミッシェルの修道院内の教会で行われる18時30分からの「church.Christmas we spears」という行事に参加するために 再び登り坂をモンサンミッシェルへと向かう。 私達はカトリック教徒でも何でもないけれど、指定された時間に行けば今日は閉鎖されている教会の宗教行事に参加できるらしい。 でも思っていたほど参加者は多くなく、集まったのは子供を含めて20名程度。 観光客なのか地元の人なのかはわからないけれど、とりあえずみんさん信者のようではある。

モンサンミッシェル修道院内の教会

信者ではない私達はコソッと後ろの席で見学。この行事、 最初はミサかと思っていたら、結局のところ聖歌隊の歌がメインだった。 心洗われる音色ではあるけれど、寒い教会内、言葉もわからないまま１時間過ごすのは厳しい･･･ということで、 途中コソッと抜け出した私達(^_^;)。でも肝心の修道院の入り口に鍵がかけられていて外に出る事ができなかった(T_T)。 仕方なく再びコソッと教会に舞い戻り、終了までおとなしく聖歌隊の歌を聞いていたのである。 私的には滅多に経験できないモンサンミッシェルの教会でクリスマスの宗教行事を体験した！と思っていたけれど、 実は教会暦の一日は日没からはじまり日没に終わるそうな。なので教会暦でいうクリスマスとは12月25日の日没まで。 25日の日没後に行われたこの行事は日課の挽課だったって事だろうか？ でも一応「church.Christmas we spears」となっていたけど、う〜ん、何だったんだろう。 でもいずれにしても滅多にできない経験だったので、参加してよかったけれどね。 教会での宗教行事に参加した後は、モンサンミッシェルの夜景を見に城壁の外へと足を運ぶ。

モンサンミシェルのライトアップ

ライトアップされたモンサンミッシェルは確かにきれい。 でも城壁の飾りがなんだかな〜、チャラチャラしすぎている気がする。 もう少しシックに飾りつけようよって感じ。

部屋から見たライトアップ

城壁内の大通りもクリスマスイルミネーションが点滅しているけれど、さすがに２５日の夜ともなると、 昼間そこそこいた観光客も帰り、人通りはまばらでレストランもスキスキ。 欧州ではほとんどのお店が休業しているというクリスマス。 万一食いっぱぐれたら･････と、宿泊ホテルのレストランを予約していたけれど、予約なんて全然必要なかった(^_^;)。 という事で今宵はホテルのレストランで夕食。特別なクリスマスディナーメニューでもあるのかな？ と思ったけれど、そういったメニューは見かけなかった。 セット料理とワインを半ボトル頼んで二人で64ユーロ。結構おいしかった〜(^^)。私好みのお味。 写真上３つが私の頼んだセット。サーモンにホタテ。下３つが友人の頼んだセット。 生ガキにラムにレア。友人は生ガキにあたったのか？翌日軽くお腹をこわしていた。

ル･モートン・ブランのレストラン