冬のフランス旅行(５日目・６日目)

本日の朝食

ホテルベリー、お部屋はいまいちだけれど、朝食のレストランはこじんまりと落ち着いた感じ。 お皿やカップやナプキンはすべてホテルオリジナルで、宿泊代金を考えたら十分満足のいく朝食(^^)。

本日の朝食

ピエース･ド･デ･スイス

朝食後、ヴェルサイユ宮殿の9時のオープン時間に合わせてホテルを出発。 ホテルからヴェルサイユ宮殿までは徒歩10分ぐらいかな。 でもヴェルサイユ宮殿に直行するのではなく、 まずはホテル近くにあるはずの「テニスコートの誓い」で有名なジュ・ド・ポーム跡を訪れようと思ったんだけれど、 失敗した(−−〆)。 適当なうろ覚えでこのへんにあったはず･･･と行きついた先はピエース･ド･デ･スイス･･･池だ･･･。 立て看を読むと「王の菜園の排水を行うためにスイス人護衛兵が掘ったもの」とある。 なんか違う気がする。 帰国後調べたらやはり全然違った(T_T)。 見学は予約制のようだけれど、ジュ・ド・ポームってちゃんと当時の建物が残っていたんじゃ〜ん。 しかもホテルから5分もかからない場所に･･･事前によく調べておかなかったせいで ジュ・ド・ポームに行きそびれてしまった(T_T)。

ヴェルサイユはヴェルサイユ宮殿と共に発展した町だけあって、いたるところにメジャーではない？史跡があるようだ。 ホテルからヴェルサイユ宮殿に行くまでの間も、「ここに歴史あり」といった立看が番号付きで随所に立っていて、 各言語でも簡単に紹介されていた（日本語でも書かれている）。 たっぷり時間があれば立看の番号順に回ってみるのもおもしろいかも？ ヴェルサイユ宮殿に到着。

ヴェルサイユ宮殿のインターネットチケット

こんな冬の時期にもやはり観光客がたくさん訪れるヴェルサイユ宮殿。 でもチケットは事前に日本で ヴェルサイユ宮殿のＨＰから購入しておいたので並ぶ手間はないのだ。 最近はネットで取得できるから便利になったよね。 今回購入したヴェルサイユ宮殿とトリアノン宮殿、マリー・アントワネットの離宮見学料込みの 一日パスポート券は18ユーロ。 冬のエルミタージュ美術館やエカテリーナ宮殿を訪問した際には、 広大な宮殿内でもちゃんと暖房が効いていたし、コート預けの場所もあったので、 ヴェルサイユ宮殿はどうかな？と思っていたけれど、 やはりヴェルサイユ宮殿にはそんなサービスは無かった^^;。 というか暖房は少しは効いている？けど、 コートを着たまま周るのがちょうどいいぐらいの寒さだった^^;。 冬でも大勢おしかけるヴェルサイユ宮殿でいちいちコートなんて預かってられないもんね。 暖房代もばかにならないし。 でもそう考えると、ロシアってそういった面では妙にサービスいいのよね。

ヴェルサイユ宮殿入口

ヴェルサイユ宮殿内は今回オーディオガイドで見学する事に。パスポート券だとオーディオガイドも無料で借りられるのだ。 しかしこのオーディオガイド、時々違う部屋の説明をしていたりする(-"-)。 そしてトランシーバーのような機械を耳に当てながら聞くタイプなので、 聞きながら写真が撮れないのがちょっと不便。 前二回の訪問時は一般見学箇所とは別にガイドツアーにも参加していたので結構長い時間宮殿内を見学していたような気がするけれど、 一般見学箇所だけ回った今回、見学するところってこれだけしかなかったっけ？？って感じで、 ちょっと物足りなさが残った。

それではヴェルサイユ宮殿内の写真を少々。 私は家具や内装を見るより、肖像画や胸像を見る方が好きなのだ。 昔は写真が無かったからね。宮廷画家たちはご機嫌取りで相当実物に修正を入れて描いているとは思うけれど^^;、 こ〜んな顔していたんだろうか？？と考えながら肖像画を見るのは楽しい(^^)。 私的に目新しかった肖像画は、ルイ16世のお父さんと子供の頃に死んだお兄さんの肖像画。 この二人、王位に付く前に亡くなっちゃったからルイ16世が王位につく事になっちゃったのよね。

ヴェルサイユ宮殿を見学後、今度はグラントリアノン、マリー・アントワネットの離宮を見学するために庭園と足を運ぶ。

ヴェルサイユ宮殿前の庭園の足元

今日は庭園一面に霧が立ち込めているうえ、庭園内の雪は全然除雪されていなかった(-_-)。 これからマリー・アントワネットの離宮まで結構な距離歩くんだけど･･･ まあサクサクザクザク雪の上を歩くのはきらいじゃないからいっか。 でも〜、宮殿手前の砂利道だけは人通りが多いせいで雪が溶けて水たまり状態で歩きにくかったな。

ヴェルサイユ宮殿前の庭園

アポロンの泉

さすがに雪道をグラントリアノン、マリー・アントワネットの離宮まで行く人はそんなに多くはない。 でも見方を変えれば雪景色のヴェルサイユ宮殿の景色を眺める事なんて滅多にないので、 風情があっていいかも。 特にアポロンの泉の眺めは格別で、周囲の運河から立ち込めるもやがドライアイスのようで幻想的だったな。 それに王妃の村落まで足をのばせば、完全雪景色の農村。雪の中で動物たちもくつろいでいるんだよね。 今年の初雪体験の私も雪の感触を楽しんじゃった(^^)。 下の写真はマリー・アントワネットがこよなく愛したプチトリアノンに愛の神殿、王妃の村里。

さて、王妃の村里を見学後、プチトリアノンに戻ろうと 人っ子一人見当たらない雪景色の中をテクテク歩いていたら･････危うく遭難しかけてしまった私達(＠_＠;)。 遭難とはちょっと大げさだけれど^^;、今いる場所がどこだか全然わからなくなっちゃったのだ。 周囲にめぼしい建物は何もないし、いつの間にやら塀の外に出ちゃった感じ？？ ここはヴェルサイユ宮殿内なのかどうかもわからない(T_T)。 そしてやっと地元の人を一人発見！ 道を尋ねたらそこはグラントリアノンの近くだった。という事で無事グラントリアノンにたどり着けたのである。 地図で確認すると、どうも緑で塗られている緑地内に足を踏み入れ、 その後その緑地内に隠れている宮殿で働く人たちの居住区？に迷い込んでいたらしい。 おかげで帰りに寄ろうと思っていた洞窟と岩山と見晴台に行きそびれた。 でもとにもかくにもグラントリアノンにたどり着けて良かった。 既に15時を過ぎているのにまだお昼も食べていなかったし、 そのままあてどもなくさまよっていたら暗くなってマジに遭難するところだった。 雪の庭園は侮ると危険なのであった。

本日のランチ

16時近くになってしまった遅めのランチは、ヴェルサイユ宮殿の庭園内にあったレストランで軽めにピザを食べる事に。 ちなみに･･･ここのピザはいまいちのお味^^;。 ランチの後はヴェルサイユ宮殿を後にヴェルサイユの町随一のショッピングストリート、 パロワス通りへと向かう。 でも既に17時近く。お店も早々に閉まっちゃう時間帯だ。

本日のランチ

お土産のラッピング

でも、パロワス通りにはおしゃれなインテリア雑貨のお店がいくつかあって楽しかった!(^^)!。 クリスマスは終わったのに、ここではちょっとした小物を買ってもきれいにラッピングしてくれるのだ。 まるで各お店でラッピングの技術を競っているような雰囲気。 ホテルの近くにもインテリア雑貨のお店がいくつかあったけれど、時間がなくてほとんど見れなかったのが残念だな。 パロワス通りのお店を見た後は、そのまま道なりにマルシェが軒を連ねるノートルダム市場へと足を運ぶ。

ケーキ屋

本日の夕食

ここまで来ると昨日同様お店も店じまい間近。 2泊すれば余裕でヴェルサイユ市内を散策できると思っていたけれど、ちょっと時間が足りなかったな。残念。 今日も夕食はテイクアウトにする事にしたので、お惣菜にローストビーフにお酒、 そしてフランス最後の夜なのでデザートのケーキも購入。

本日のデザート

朝のホテルベリー

翌日、ヴェルサイユからそのまま帰国の途につく私達は、飛行機の時間に合わせて朝も早く8時にホテルをチェックアウトしたのだけれど、 この時期8時といえば外はまだ夜なんだよね。 街燈の明かりはあるものの人通りもほとんど無いヴェルサイユ市内。 この町の治安が悪いとは思えないけれど、ヴェルサイユ・シャンティエ駅に向かって歩いている途中怪しげな男3名に遭遇。別に何事もなかったけれど、 ちょっとビビってしまった(-_-)。やっぱり夜道には気をつけよう。 ヴェルサイユ・シャンティエ駅から国鉄モンパルナス駅までは、乗った電車が急行だったのですぐに到着。 ヴェルサイユ・シャンティエ駅は小さいので、切符買うにも乗り場探すにも困らないから便利だな。 電車も頻繁に出てるし。

ヴェルサイユ・シャンティエ駅

ｲﾙ･ﾄﾞ･ﾌﾗﾝｽ方面の券売機

国鉄モンパルナス駅に到着後は、余裕をみて朝の9時、早めにエールフランスバス乗り場へと向う。 一応30分おきに出るはずのエールフランスバス。でも時刻表がないので何時を起点に30分ごとなのかがよくわからないんだよね。 結局バスが出たのは9時45分･･･30分おきじゃないじゃ〜ん。 乗車券は基本、バスの運転手さんから直接買うんだけれど、 次から次から来る人を一向に断る気配がない運転手さん。これじゃきりない(-"-)。いつ出発するんだ?と思っていたら、 ほぼ満席になったところでやっと出発したのであった。 13時30分発のエールフランス航空お初のA380に乗り込み、翌9時過ぎ成田に帰国。

ﾓﾝﾊﾟﾙﾅｽのｴｰﾙﾙﾗﾝｽﾊﾞｽ乗場