|
そんな事もあったけれど、なんだかんだ楽しい雪原の犬ぞり、
途中ちょっとスリルあるガタゴト下り坂を通過し、
二時間程度走ったところでお昼休憩となる。
お昼休憩は暖炉が燃える小屋での温かいシチュー。
トナカイ肉がはいっているけれど、臭みも強くなく、これはなかなかおいしかった。
昼食 ｼﾁｭｰとﾊﾟﾝと温かいﾍﾞﾘｰｼﾞｭｰｽ↓
霧が出はじめた午後の行程では、
前を行く犬ゾリがやっと順調に進み始めたので、
私達も快適にブレーキを踏む事なくソリを進めていたのだが・・・
最終行程で運転手を勤めていた私は、
カーブを曲がりきる直前、その遠心力に握力が耐え切れずに
運転席から放り投げ出されてしまった(^_^;)。
「あ〜〜！」っと一声、ばったりと新雪の上に倒れ込み、起き上がった時には
私をおいてそのまま走りさって行く犬ゾリの後ろ姿が見えた(^_^;)。
この場合、落ちた方は新雪の上に落ちるので大した衝撃もなく、
そのまましばらくテクテク歩いていれば、
最後を行くスノーモービルが途中で拾ってくれるので何ら問題はないのだが･･･
問題はソリに腰かけて座っている方なのだ。
前の座席にはブレーキ操作なんてものはついていないので、
座っている人はただひたすらお犬様任せとなってしまう。
ブレーキ踏む人もいなくなり、身軽になったお犬様達は、
キャンキャンキャンキャン快適に前のソリを追い抜こうとしたらしく、
ゴール地点までソリは運転手のいないまま爆走したそうだ(^_^;)。
途中に下り坂がなくてよかったワ。
下り坂だとソリの方が早くなって、ソリが横転したり、
犬を引いてしまう危険性があるからね。
友人いわく
「落ちるとき静かに落ちないで、落ちた！って叫んでくれぃ！
こっちとら後ろを振り向けないんだから、
いなくなったのかどうかわからんじゃんか〜！！！」
確かに、ソリに座ってしまうと後ろは見えませんでした(^_^;)。
ご迷惑をおかけしました。
でもさ、これで忘れられない犬ゾリ体験になったでしょ〜（笑）、と笑ってごまかす。
怪我していたら笑いごとじゃないけどネ。
ちなみに本日運転中にソリから落ちた人は、私を含めて3人だった(^_^;)。
（通常はスノ−モ−ビルに乗った監視役の人がそりを止めてくれる。）
今日は曇り空の為、いつになく気温は高め。といっても−１８度だけれど、
昨日の犬ゾリでは、−３５度の極寒体験だったらしい。
ひぇ〜いくらなんでも凍え死ぬ･･･。暖かい日で良かったワ。
ﾗｲﾄｱｯﾌﾟされているｻｰﾒ教会の庭↓
暖かいという事は、空に雲が出ている証拠。
今日はサールセリカ滞在中、初めて雪も舞っていた。
なので必然的に今夜のオーロラ観測は中止、良かった(^^;) 。
正直なところ、観測４連ちゃんはさすがにきついのだ。
雪さえ降っていればすっぱりあきらめがつくもんね〜(>^_^<)、
と思っていたならば、
夕食をホテルの近くのハンバーガ−屋さんで食べ、
その帰路に習性のように空を見上げたら、
あらぁん、雪がやんで晴れ間がのぞいているじゃん(@_@)。
ついでに雲かオーロラか見分けがつかないようなオーロラ（だと思うが確定はできない）
が出ているし〜、
う･･･うそぉ〜まじぃ〜。今日も張れってかぁ〜(T_T)。
しゃ〜ない、行くしかなかろうと、
再び防寒着を取り出しいざ観測小屋に出陣！
したのはよいけれど、用意を整えている間に再び小雪が舞いはじめた。
一応空にはまだ晴れ間ものぞいていたのでとりあえず観測小屋まで向かうが、
今日なんて誰も観測してないんじゃない？
という予想通り、案の定、観測小屋は閉まっていた(^_^;)。
リエコンリナホテル（観測小屋に一番近いホテル）まで小屋の鍵をもらいに行くのも面倒なので、
近くのサーメ教会に避難し、雪がやむのを待つ。
しかし30分待っても降りやまない為、結局今日の観測は早々にあきらめた。
この後すばらしいオーロラが出たなんて話を翌日に聞いた日には超ショックと思ったけれど、
今夜オーロラハンテイングに出かけた面々も、
オーロラには遭遇できなかったらしい。よかった(^_^;)。
|
