2002年12月30日

朝の10時30分、サールセリカのホテルを後に、 フィンランド最北の空港、イヴァロ空港に向かう。 地平線の下に沈んだままの太陽が、 この北極圏の大地を赤く照らす様も今日で見納めだ。

サールセリカからイヴァロ空港までは、バスで30分程度の距離。 今日はヘルシンキに向かう国内線に乗るだけだというのに、 やけに早く空港まで連れて行かれた為、 閑散としたイヴァロ空港での待ち時間は2時間以上に及んだ。

あまりに長かったので、暇つぶしに真昼間からＧＩＮ飲んじゃったじゃない(^_^;)。 これ、観光雑誌に載っていたので、行く前から飲もうと楽しみにしていたのに、 サールセリカのスーパーで、ちょうど売り切れていて手に入らなかったのだ。 最後の最後にやっと飲むことができた (*^^*) 。

イヴァロからは1時間30分の飛行時間でヘルシンキに到着する。 既に15時を回っており、夕焼け空に太陽が輝いていた。 思えば太陽を目にするのは5日ぶりという事になる。
ホテルに到着後、クリスマス飾りがまだ残っているヘルシンキ市内に買い物に出かけ、 本日の夜は日本食レストランに行ってしまった。 昔はなんとか我慢できていたが、年齢と共に(^_^;)、 現地食には特に固執する事もなくなってきた。

全面凍結のヘルシンキの港↓

2002年12月31日

今日は14:30にホテル集合で空港に向かうという事なので、 それまでのフリータイムを利用してヘルシンキ市内に観光がてら、再び買い物に出かける。 クリスマスも終わり、お店にはたくさんのクリスマスグッズが半額近い値段で売られていた。

ヘルシンキの寒さは半端ではない。 というか、ヘルシンキの12〜1月の平均気温を見ると-8度ぐらいなので、 この日がとびきり寒かったのかもしれないが、 今日のヘルシンキの気温は-23度(^_^;)。 北極圏のサールセリカと大して変わらないじゃない、というよりも、 それ以上にヘルシンキでは体感温度を下げる海風が吹いているし、 サールセリカ滞在中程の完全防寒対策をした服装で歩いているわけでもないので、 ヘルシンキの方がめちゃくちゃ寒く感じた。 吹きすさぶ風に、頬が凍傷になるかと思った。 タイツとジ−パンだけで保護されている太ももも、ピリピリと刺すような痛さを感じた。

ヘルシンキの港も全面凍結。 大きな石を力を込めて凍結した海に投げ入れてみたが、 分厚い氷はびくともしなかった。きっと氷の上を歩いても大丈夫だろう。 凍結している海って初めて見たので、ちょっと感動する。

2003年1月1日

帰りの飛行機の中で、やっとベリ−リキュ−ルを飲むことができた。 行く前にフィンエア−のHPをのぞいたら、 機内サービスにベリーリキュールもあると書いてあったので、 飲み物サービスの時に注文したのはいいが、 行きの飛行機の中では何故か「ベリーリキュール」という言葉が通じず、飲めずじまいだった。

という事で帰りの飛行機の中でリベンジとばかりにもう一度注文する。 相手もベリーリキュールと発音したので、やっとわかってもらえたと思ったのだが、 出てきたのはクリームリキュールだった(^_^;)。 いや、これもおいしかったんだけれども、 あきらめきれずしつこくもう一度別のスチュアードにトライし、 やっとわかってもらえた。 いったいどう発音すれば「ベリ−リキュ−ル」って フィンランド人全般に通じるのだろう？

という事で、オトソ代わりに二杯のリキュ−ルを飲みながら、 フィンエアーの機内で新年を迎えた。