カフェの朝食　2人で8euro

今日はパリ最後の日。 本日の午後は予備日として特に何も計画を立てていなかったのだが、 前２日間が予定通り漏れなく回れていたので、比較的余裕のある一日となった。 朝食をホテル近くのカフェで取った後、まずは予定のルーブル美術館へと向かう。 本日はあいにくの雨模様･･･悲しい。メトロで行ってもよかったのだが、外の景色が見える市バスでルーブル美術館へ。 この市バス、なかなか使い勝手がよいので、 RATPの公式HPから旅行前に使えそうな詳しい路線図を打ち出して持っていくと重宝する。 路線ごとにバス停が細かく記されている地図を手に入れることができるので、 初めて乗っても、たいてい予定のバス停に降りる事ができるはずだ。

ルーブル美術館
ﾙｰﾌﾞﾙ美術館のﾋﾟﾗﾐｯﾄﾞ	９時過ぎにはルーブル美術館に到着した私達。入場券も並ぶ事なく購入できた。 すいているうちにまずは定番、サモトラケのニケとモナリザ、ミロのビーナスを見学に･･･美術には大して興味はないけれど、 「ダ・ヴィンチ・コード」は読んで来たので、また ちょっと違った目でルーブルを見学。 しかしルーブル美術館内はやたらアジア人が多い。 特に日本人、ルーブル美術館が好きよね。みんな誰が書いた絵とかわかって見てるのかしら？	サモトラケのニケ像
今回の私の旅の目的にあったルーブル美術館の展示といえば、ドュノン翼の「フランス絵画の大作」辺りかな。 時代的にはやや違う気はするけれど、 どでかいドラクロアの「民衆を導く自由の女神」や、ダヴィッドの「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」の絵は やはり印象的。 あとはアポロンギャラリーにあった、ゴージャスなルイ15世の戴冠式の王冠や首飾りも印象的。 アポロンギャラリーはロココの雰囲気が漂っていたし、今回、ヴェルサイユ宮殿には行っていないので、 ここでちょこっと王宮の雰囲気を堪能しておく。 後はメソポタミアに古代イラン美術、東方美術にファラオ時代のエジプトの間、 いかにフランスが他国の貴重遺産をぶんどってきたかがよーくわかる展示会場だった。 本来は遺跡が発掘された現地で見るのが一番なのにね。 最後に、「ルーブルの歴史」というところに寄ってみる。 かつてルーブルに隣接していたチュイルリー宮殿の絵でもあるかな？と思ったが、 それらしきものは見当たらず、ルーブルの時代ごとの見取り図がやたら展示されていてちょっと期待はずれ。 他にもシュリー翼の「中世のルーブル」という場所は、道に迷って二度も歩いてしまったけれど、 ただただシャルル5世時代のルーブル宮殿の城壁の間を歩くだけで疲れたー。城壁マニアなら泣いて喜びそうだけれどネ(^_^.)。

クロックムシュ

ルーブル美術館の近くのカフェでランチを食べる。 テイクアウトの多い私達、パリに来て3日目にして初めてカフェでまともな食事を食べた気がする(^_^.)。 ビストロでも一度食事したかったんだけどなぁ〜、今回は寄る機会がなかった。 という事で今日のランチは大好きなクロックムシュ。 おなかがいっぱいになったところで、ルーブル美術館からは通りをはさんで向かい側辺りにあるパレ・ロワイヤルへと向かう。

パレ・ロワイヤル
パレ・ロワイヤル	パレ・ロワイヤルはかつて、ルイ16世のいとこであるオルレアン公の居城だった場所で、 「ベルばら」ではオスカルが監禁された所として有名だ(^_^.)。 建物は残っているけれど、現在はショップなどに使用されているので、外観を見てかつてをしのぶのが良いだろう。 幸い雨も止んだので、パレ・ロワイヤルの庭園をテクテクと散歩する。 庭園の奥からパレ・ロワイヤルを眺めた方が美しいのだが、庭園の真ん中に、現代風オブジェが立っていて、 それがすごーく視覚的には邪魔だった。	パレ・ロワイヤルの庭園

チュイルリー公園・コンコルド広場
ｺﾝｺﾙﾄﾞ広場のｵﾍﾞﾘｽｸ	パレ・ロワイヤルからチュイルリー公園を抜け、コンコルド広場へ。 無情にも再び雨が降り始める。 チュイルリー公園はかつてチュイルリー宮殿があった場所で、フランス革命勃発により、 ルイ16世国王一家はベルサイユ宮殿からまず、チュイルリー宮殿に移された。 その後タンプル塔へ、そしてマリー・アントワネットはコンシェルジュリー牢獄へと移さた。 「ベルばら」ではアンドレが死んだ場所として有名だけどね(^_^.)。 本当はのんびり公園内を散策したかったのだけれど、雨なので足早にコンコルド広場へと向かう。 コンコルド広場はかつての革命広場、ギロチンの場所である。ルイ16世、 マリー・アントワネットもここでギロチンにかけられ、その後、 贖罪礼拝堂の建つ共同墓地へと埋葬された。 雨なので、コンコルド広場も足早に立ち去る。

予定の観光はすべて終了したので、コンコルド広場から、そのまま直進し、シェンゼリゼ通りを凱旋門まで行ってみる事に。 私たちは買い物に興味はないので、ただひたすらシャンゼリゼ通りを歩くのみ(笑）。 凱旋門に到着した頃にようやく雨も上がり、凱旋門をぐるりと観光。 歩きつかれたのでその後はメトロ1号線に乗りホテルへと舞い戻る。 しばしホテルで休憩後、すっかり天気が良くなったので、テイクアウトできる食材がないかと昨日足をのばさなかった 北マレ地区へとブラブラ出かける。 しかし日曜にオープンしているマレ地区は、月曜休日のお店が多いようで･･･それとも時間が遅かったのか･･･ ほとんどのお店が閉まっていて寂しい雰囲気だ。なのである程度行ったところで引き返す事に。 引き返す先に、タンプル小公園らしき緑の林が見えた。多分あそこがタンプル塔の跡地だろう。 寄ってみたかったのだが、単なる公園だろうし、友人が疲れていたようなので言い出せず、ちょっと残念な事をしたな。 本日の夕食は、昨日同様中華のテイクアウト。中華は嫌いじゃないし、別段テイクアウトも嫌いじゃないけれど、 さすがにパリ最後の夜に、中華ニ連ちゃんは虚しい(^_^.)。 マレ地区には中華のテイクアウトは数あれど、何故か洋食系のテイクアウトのお店が見当たらない。 あまりテイクアウトの習慣はないのかな。 ここでの中華のテイクアウトは「何ｇ下さい」は通用しない。「200ｇ下さい」と言ってもパックいっぱいに詰められ、350ｇとか平気で請求される。 大・中・小のパックがあるので、小パックでお願いしますとか言って買った方が無難かも。