今日は4750ｍのゴーキョに向けて出発だ。

今日も朝から天気は良いのだが、山頂付近にレンズ雲が出まくっていて、 なんだかこれから天気が崩れそうな嫌〜な予感。 ゴーキョピーク登頂までのあと一日、どうにか天気がもってくれると嬉しいんだけれど・・・。

昨日はどこか 本調子ではなかった私、でも今日はすっかり元気になっている。 せめてゴーキョレークをこの目で見たい！ と思っていた私の目標はとりあえず達成できそうだ(^^)/。

モレーンに添ってゴーキョに向かう

月面のような大地を歩き、氷河末端部からモレーンに添ってどんどんとゴーキョに向けて歩いていく。 途中やや足元の不安定な石畳の階段を登り浅瀬の雪解け水を飛び石上に渡るが、雪がついていなくてよかったー。 こんなところで滑落なんてしたくないもんね。 帰りにここを通る時まで雪よ降らないでくれ！といった感じかな。

しばらく行くと、深いエメラルド色をしたゴーキョ第一レイクが見えてきた。 次に現れたのがゴーキョ第二レイク、そして最後にゴーキョ村の真正面に位置するドゥードゥーポカリ。湖畔にはケルンが所狭しと積まれている。

ゴーキョ第一レイク・ゴーキョ第ニレイク

ドゥードゥーポカリとゴーキョのロッジ

全面凍結とはいかないが、湖の2/3以上は氷っている。 湖の氷が風に共鳴しているのか、風が吹くと湖の中からボワァンという不思議な音が響いてきて楽しい。 氷河とはまた違った音のパレードだ。

途中、ゴーキョ第二レイクの前でキッチンボーイの出前のお茶を頂き、 12時35分、ゴーキョに到着する。 ゴーキョのロッジ内の食堂は3方向ガラス張りのレイクビューになっていて、とても明るく開放的で眺めが良い。

ここで昼食を取った後、ゴチュンバ氷河を見に、Ｋさんとゴーキョ村の裏手にあるモレーンの丘に登りに行く。
ゴチュンバ氷河は全面灰色の土砂で覆われていて一見すると氷河には見えないが、 ところどころに小さな氷河湖や氷河の先端が顔をのぞかせている。

モレーンの丘の上からは、明日登る予定のゴーキョピークもよく見えるが、 ただの小山にしかすぎない。そこに一本道が山頂までずーっと続いている。 結構な距離だが、果たして私は登れるのだろうか。
しかし一番に気になるのは天気だ。既にチョーオユーは雲の中、ゴーキョから目にする事はできない(T_T)。

モレーンの丘から見たゴチュンバ氷河

チョラツェとタウツェとゴチュンバ氷河・ゴーキョピークはこの小山の頂上、手前はドゥードゥーポカリ