アンタルヤを後にバスで約1時間、ビザンチン時代に栄えたシデの遺跡に向かう。 このシデの遺跡は修復中という事もあるが、これといって大した遺跡ではなかった(^_^;)。 見所を強いて言うならば、円形劇場の客席が２段目まで残っているというところかな。 しかしシデの町は野良犬がやたら多かった。

左からシデの遺跡円形劇場跡・野良犬・シデの劇場に残されている役者の仮面のレリーフ

本日の昼食チキングリル

シデからコンヤまではバスで４時間、バスでの移動中は2時間おきぐらいに 約20分、ガソリンスタンドでのトイレ休憩が入る。 その際にガソリンスタンドの売店でお菓子や 飲み物、ちょっとしたお土産を買うのがみんなの日課となる。

ガソリンスタンドで休憩

コンヤはメヴラーナ神学校で有名な町だ。 オスマントルコの時代にはエリート層の多くがメヴレヴィー教団の信者であったが、 ケマル・アタチュルクの政教分離政策によりメヴレヴィー教団の神学校も廃止された為、 今ではその神学校がメヴラーナ博物館として公開されている。 実はトルコの踊りとして有名なセラー（旋舞）の踊りがこのイスラム神秘主義メヴレヴィー教団の宗教ダンスだったという事を、私はここに来て初めて知ったのであった。

メヴラーナの棺

この塔の下にメヴラーナの棺が眠る

メヴレヴィー教団のお墓

メヴレヴィー教団のダンス

メヴラーナ博物館の最奥には、他宗教の人々も寛容に受け入れた宗教指導者、 メヴラーナの棺が納められており、今でもたくさんの人々が訪れている。 コンヤの宿泊先（といってもやはり町から程遠い）、コンヤヒルトンホテルは、 すぐ横にショッピングモールがあるものの、他にはな〜んにもないところに突如ドカンと立っている新しめの高層ホテルだ。 まっ、ショッピングモールがあるだけいっか(^_^;)。

コンヤヒルトンホテルの部屋からの眺め

この日はホテルに軍服姿の 多国籍軍が宿泊していたので、ちょっとばかり警備が厳重だった。 イラクに行くのかな？テロの標的にならなきゃいいけれど。 でもさすが新しいヒルトンホテルは快適。

ホテルの部屋